アガベ好きの方ならご存じかもしれませんが、
実はアガベとユッカ、似てるようでまったく違うんです!
この夏、ニワイエのお庭でちょっとした“事件”がありました。
植えてから約1年10か月。
ついに――
ユッカが立派な花を咲かせたんです!
(植えたのは2023年の12月。2024年の夏は咲きませんでした)


白い鈴のような花が何段にも連なって、とっても可愛いお花が揺れていました。
スタッフみんなで「咲いてるーーー!!💕」と歓声があがりました👏
初めは、アガベと同じく一生に一度きりの開花だと思い、
「咲く姿を見られるのは激レア!」と言っていた私でしたが、調べていくうちに知りました。
ユッカ
リュウゼツラン科の耐寒性常緑低木。
アガベのお隣に並ぶことが多く、フォルムが似ているので
「同じように一生に一度の花じゃないの?」と聞かれることもありますが…私もそう思っていました(;’∀’)
アガベ:一生に一度だけ花を咲かせ、親株は枯れる“単発花性”
ユッカ:開花条件がそろえば ほぼ毎年咲く“毎年咲きタイプ”
同じリュウゼツラン科ですが、性質はまったく違うんです。
でも実は、ユッカの開花は必ず毎年咲くのではなくて、
いくつか大事なポイントがあるんです。
ユッカの開花を支えるポイント
ニワイエのユッカが今年立派に咲くには、5つのポイントがあります。
①日当たり
光がしっかり当たる場所。
日光は開花のスイッチ。
②水やり
乾燥ぎみの管理が基本。
成長期は“ほどほど”に与えるのがベスト。
③肥料
リン酸分多めの肥料が、花芽の形成をサポート。
お花を咲かせる植物はリン酸がカギ。
④環境の自然さ
屋外で風や雨を浴びる“自然の環境”が向いていて、
室内管理より圧倒的に咲きやすい。
⑤株の成熟
ある程度しっかり育った株の方が開花の確率が上がります。
この環境がそろってこそ綺麗なお花が咲くのだそう。
【ユッカの実】
日本では“ユッカ蛾がいない”ため、結実はむちゃくちゃレア✨
ユッカは本来、ユッカ蛾が花粉を媒介しないと実ができません。
ユッカ蛾は、ユッカと共生して受粉を媒介する蛾の一種で、日本には生息していません。
このため、日本ではユッカが自然に実を結ぶことはほとんどないんです。
ユッカの実も生で見てみたいな~と思いました。
一方アガベは、花が咲くと「親株の命」が終わる・・
ユッカのお隣の アガベ・ウェベリー 。

アガベはユッカと違って、
生涯で一度きりの開花を迎えると
親株はすべてのエネルギーを使い切り、ゆっくり枯れていきます(´;ω;`)
でも、その代わりに
◎ 子株を残す
◎ 種を残す
という「次の世代へのバトンタッチ」をしてくれる植物。
花が終わったら
・花茎を根元から切る
・子株を育てる
・株分けで新しい株にする
という“命のリレー”が行われます♬
アガベとユッカ、
似ているようで、
こんなにも違うんですよね。
アガベの“人生一度のクライマックス”も、
ユッカの“毎年のごほうび”も、
どちらも私たちにとっては嬉しいニュース。
今年「ニワイエ」のユッカが咲いた瞬間も、
「咲く条件がそろったからこそ迎えられた特別な一日」
だと思うとぐっと胸にくるものがあります。
植物は毎年同じように見えて、実はすごくデリケート。
来年もまた咲くのか、
もしかしたら咲かないのか、
そのワクワクを楽しみにしながら見守っていきたいと思います。
また成長をお伝えしますね🌱
お楽しみに~✨
↓お隣の【アガベ・ウェベリー】についてはこちら
◆初心者必見!アガベは2年でどれくらい大きくなる?成長スピードと育て方~

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